こん○○わ。ムウです。
先日お伝えした『FFXIV』×『MH:W』コラボ。
その夢のコラボレーションが実現するに至った経緯を、
両プロデューサーが合同インタビューにてお答えしています。
その中身を少しお伝えしたいと思います。
『モンハンワールド』と『FFXIV』のコラボはどう実現したのか。両プロデューサーにインタビュー
今回のコラボレーションについて、
『FFXIV』のプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹氏と、
『モンスターハンター』シリーズプロデューサーの辻本良三氏に、
メディア合同インタビューが実施された。
今年の夏に開幕する、両タイトルによるコラボイベントの中身を掘り下げるとともに、
旧知の仲として知られる辻本氏と吉田氏の知られざるエピソードについてもうかがえた。
※中身をだいぶ省略してお伝えしていきます。
どういった経緯で今回のコラボが実現したのか
・7~8年前、吉田P/Dが「旧FFXIV」の立て直しを受け持った頃、
なんでそんなキャリアを無駄にするんだと辻本Pに怒られた。
・その時辻本Pに本気でやるならいくらでも協力する、
モンハンの力も貸すからといわれた。
・ちゃんとFFXIVがモンハンと並べる位置に行ってからじゃないと、
コラボしても本当に力を借りるだけになってしまうので、
その大勢が整ってからコラボしようと思っていた。
・モンハンもワールドワイドで展開を始めたのでお互いの気持ちが一致した。
コラボの具体的内容はどのように決まったのか
・企画の出しあいはしたが、お互いがお互いのチームをすごく信用していたので任せ合っていた。
・お互いのタイトルをリスペクトしているので、
良いアイデアも出てきたしスムーズに進んだ。
・お互い企画書一発ずつで、とくに差し戻しもなく
「やるなら思い切って料理してください!」と、
お互い「ここまでやるの?!」という感じだった。
”リオレウス”、”ベヒーモス” が選定された理由
”リオレウス”
・モンハンを無印からやっているが、モンハンの象徴と言えばリオレウスだろうと。
・世界にこのモンスターを伝えるというのも今回のコラボの使命だと考えていたので、
ほかのモンスターの選択肢はあまりありませんでした。
”ベヒーモス”
・シンボル的なモンスターというのは大前提。
・モンハンに入ってきたときにほかのモンスターと被らない。
・アクションゲームとしてのアイデアを盛り込めるかどうかも重要視し、
そうした遊びの部分を検証した結果、ベヒーモスはいけるという結論になった。
お互いのタイトルをどのぐらいプレイしているのか
◆辻本P
・実はほとんどFFXIVを遊んでいなくて、今回のコラボ参加条件は、
僕に向けた挑戦状なんじゃないかと思っています(笑)。
◆吉田P/D
・ガチモンハンプレイヤー。
・一番遊んだのはP2Gで、1200時間ぐらい。
・全クエスト、全アップデートコンテンツを大剣1本でクリアした。
・飛んでくるリオレウスを後ろ薙ぎで落とすのを趣味にしていたぐらい。
2人が初めて出会ったのも、カプコン2人、スクエニ2人が集まってP2Gを一緒にやったとき。
モンスターだけでなく、装備品のコラボも
・もちろんあります。ただ、詳細は続報をお待ちください。
・ここまでガチでやっているコラボですから、
手に入るものもガチだと思っていただいて大丈夫です。
『FFXIV』側のコラボ参加条件はすでに発表されていますが、『MH:W』の条件は?
・現在調整中です。
・「このへんに行くのであればこれくらいのランクで、
相応の装備を用意しないとアクションゲームとしてしんどいよ」
みたいなところでセッティングさせてもらっている。
・たとえば「ハンターランク500からです」みたいなことはありません。
ある程度の基準くらいでやっていくつもりです。
コラボ開催時期は夏とのことですが
・はい、夏です。
・コミュニティの反応で「カプコンとスクエニの夏はかみ合うのか」
というのがあって面白かった(笑)。
・よく「スクエニは9月も夏だと思ってる」とか言われる。
実はカプコンさんの言っている夏とは違う月のことかもしれない(笑)。
コラボイベントの開催期間は?
◆モンハンワールド
・特に決めていない。
・基本的に再配信ができるので、
「これを逃すと一生楽しめない!」ということは絶対にありません。
・クエストの内容や得られる装備によっても期間は変えていく。
◆FFXIV
・「できるだけ長く開催期間を取らせてください」とお願いしている。
・「この期間しかできないから急いでレベリングしなきゃ!」とかはしなくても大丈夫。
期間についてはどちらのタイトルも心配されなくても大丈夫かなと思う。
各ファンに向けたメッセージ
◆辻本P
今回は、個人的な気持ちが強いコラボでありますし、
そのうえですごくいいものができたと思っています。
スクウェア・エニックスとカプコンという違う会社でありながら、
「こんなバカなことを、ホントにやるんだ」
ということを見てもらえたらうれしいです。
もちろんコラボをやっているので、
できれば両方のゲームを少しでも触ってもらって、
おもしろさをかじってもらえるだけでも体験していただければうれしいです。
あと、オンラインのゲームなので、
お互いのコミュニティに関して、コミュニティの輪が広がったりとか、
いろんな人がつながったりとかしていくと私たちもうれしいです。
それによって「ゲームっておもしろいな」と思う人がたくさんいればいいですね。
◆吉田P/D
辻本さんが言ったことに近いのですが、どうしてもまだ日本には、
“オンライン”と聞いただけで毛嫌いしてしまう人がいます。
『モンスターハンター:ワールド』でもずっとソロで狩っているがいて。
でも、今回コラボの話が生まれたのは辻本さんや藤岡さんとつながって、
コミュニケーションができたから生まれているものなんです。
1人で遊ぶことが悪いとは思ってはいません。
でも、人と一緒に遊ぶことに理由をつけなくてもいい時代なので、
気負わずに遊んでもらえば、それぞれいいところを再認識できると思うんですよ。
波及効果がお互いに生まれればいいのかなと。
あとは、日本の開発者でもバカなことする人がまだまだいっぱいいるんだよということを、
世界を含めて見せつけられれば、僕らとしては成功かなと思っています。
これから詳細を発表していきますので、ぜひ楽しみに待っていてもらえるとうれしいです。
合同インタビューの詳細はこちらをチェック
◆4Gamer.net
[E3 2018]「MONSTER HUNTER: WORLD」と「ファイナルファンタジーXIV」のコラボはどう実現したのか。辻本良三氏と吉田直樹氏にインタビュー
◆電撃オンライン
『モンハンワールド』と『FF14』コラボはクエスト失敗が発端!? 世界を驚かせた発表の裏側を熱弁【E3 2018】
◆ファミ通.com
『MH:W』×『FFXIV』コラボ 辻本氏&吉田氏インタビュー「辻本さんが待っていてくれたコラボ(吉田氏)」【E3 2018】
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